速さの公式を理解する
- seieigakusha25
- 2 days ago
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小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
昨日は「割合と速さは根本が同じ、どちらも『1あたりの量』を考えることが大事」という話をしました。
今日は、その中でも「速さ」を少し深掘りしてみましょう。
速さに関する公式は3つあります。
速さ = 距離 ÷ 時間
距離 = 速さ × 時間
時間 = 距離 ÷ 速さ
基本の公式ですが、必ずしも丸暗記する必要があるわけではありません。
大事なのは、一つ一つの意味を理解すること。
意味がわかれば、公式を覚えなくても自然に式を立てられるようになります。
例えば、「時速60km」というのは「1時間で60km進む」という意味です。
車が2時間走れば、60×2=120で120km進みます。
ここでは「1時間あたりの距離が60kmだから、2倍すればいい」と考えているわけです。
「2時間で100km進んだ」としましょう。
では、1時間あたりではどれだけ進んだのか?
100÷2=50で、1時間に50km進む。
つまり、時速50kmです。
ここでは「全体の距離を時間で割って、1時間あたりに直す」と考えています。
このように、速さの問題は「1時間あたりにどのくらい進むか」を考えればスッキリ整理でき、何も難しい問題ではないと分かるでしょう。
だから、公式を無理に暗記しようとしなくても、意味を理解していれば自分で式を導き出せるのです。
しかし、中学生になると「文字式」で文字が登場し、そこで混乱してしまう生徒が多いのも事実です。
たとえば、進む時間が3時間だろうと、5時間だろうと、あるいは「X時間」だろうと、公式そのものは全く変わりません。
3時間で180㎞進む車の速さを求める式は180÷3=60。
5時間で200㎞進む車の速さを求める式は200÷5=40。
これは分かるのに、
X時間で300㎞進む車の速さは?といきなり聞かれると、どんな式になるか分からなくなってしまうのです。
「速さ=距離÷時間」や「距離=速さ×時間」は、数字を代入しても文字を代入しても同じこと。
ちゃんと公式の意味を理解していれば、数字のときと同じように、いつも通りの作業で解けます。
だからこそ、小学生のうちから「意味を理解して考える」ことを大事にしておくことが、中学以降の数学にスムーズにつながるカギになるのです。
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