第173回芥川賞・直木賞、27年半ぶりの“該当作なし”
- seieigakusha25
- Jul 17
- 2 min read
小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
昨日、第173回芥川賞・直木賞の発表がありました。
結果は、両賞とも「該当作なし」。
これはとても珍しいことで、なんと27年半ぶり史上6回目だそうです。
芥川賞と直木賞は、日本でもっとも有名で、もっとも権威のある文学賞と言っても過言ではありません。
どちらも1935年に作家・菊池寛(きくち かん)によって創設されました。
芥川賞は、純文学の旗手である芥川龍之介にちなんで。
直木賞は、大衆文学の作家として活躍した直木三十五にちなんで名付けられています。
この二つの賞、ざっくり言うと――
芥川賞は新人作家を対象に「文学性の高い作品」に対して
直木賞は中堅作家を対象に「エンタメ性の高い作品」に対して
それぞれ贈られます。
ですから、「普段あまり本は読まないけど…」という人には、直木賞受賞作品をおすすめします。
誰が読んでも「面白い!」と思える作品が多く、読みやすさも魅力です。
過去の直木賞受賞者には、
東野圭吾(『容疑者Xの献身』)
三浦しをん(『まほろ駅前多田便利軒』)
朝井リョウ(『何者』)
といった、ドラマ化・映画化もされた人気作家がたくさんいます。
一方、芥川賞は言葉づかいや描写が繊細で奥深く、難解でとっつきづらいと感じる作品も少なくありません。
でもその分、「文学って何だろう」「自分って何だろう」と、考えさせられる作品が多いのも事実です。
「両賞該当作なし」という結果については、安易に賞を授与しないことで賞の権威を守ったという好意的な意見もあれば、出版業界の売り上げ低迷につながるのではないかと懸念するネガティブな意見も聞かれます。
こちらのサイトで、過去の受賞作一覧を見ることができます。
ぜひ、気になる作品があったら読んでみてください。
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