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最近読んで面白かった本を紹介します(高校生・大人向け)

小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



昨日のブログでは、小学生向けのおすすめ本をご紹介しました。

今日は少し年齢層を上げて、高校生や大人の方に向けた読書紹介です。


私は小さい頃から本を読むのが好きで、読書はずっと趣味のひとつです。

学生時代はもちろん、大人になった今でも時間があると本を開いています。


最近は、ヤオマサの隣にあるブックオフによく足を運び、文庫本をいくつか買って読んでいます。

というわけで、今日はその中から最近読んで「面白かった!」と思った本を4冊ご紹介します。



① 夢枕獏『神々の山嶺(いただき)』


小説家・夢枕獏さんは、小田原市出身ということで親しみを感じる作家のひとりです。

この作品は、エベレスト登山にすべてをかけた男たちの熱い物語。

ミステリーの要素もあり、物語にグイグイ引き込まれます。

インドに住んでいた頃、ラダックという中国とパキスタンの国境に近い山岳地帯を旅したことがあります。

登山こそしませんでしたが、あの時目にした人を寄せ付けないほどの険しさと雄大さを持つ山脈の風景が、この本を読みながら蘇りました。

読み終えた後には「いつかネパールに行ってみたい」という気持ちにさせられました。



② 米原万里『旅行者の朝食』


ロシア語の通訳・翻訳家として知られる米原万里さんによるエッセイ集です。

軽妙な小咄から、しっかりと調査された学術的な話題まで、バラエティ豊かで知的好奇心を刺激される一冊。

文章が読みやすく、知識や教養が自然と広がっていくような感覚があります。



③ 須賀しのぶ『革命前夜』


1989年、ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台に、日本人の若きピアニストが主人公となって描かれる物語です。

音楽と政治、個人と国家が交錯するこの作品では、当時の東ドイツの空気や人々の暮らしが、まるで自分がその場にいるかのように感じられる描写が続きます。

クラシック音楽に詳しくなくても、ドイツに詳しくなくても、十分に楽しめる一冊です。



④ 川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』


この作品は、人類が衰退した遠い未来を舞台にした連作短編集。

SFの要素を含みつつも、川上弘美さん独特の静かで幻想的な文体が光ります。

同じ世界観の中で語られる複数の物語を読み進めるうちに、少しずつこの世界の仕組みや背景が明らかになっていく構成が面白く、どこか夢を見ているような読後感が残る作品です。



どの作品も、読後に「読んでよかったな」と思える本ばかりです。

高校生のみなさんにも、大人の皆さんにもきっと心に残る一冊があると思います。

前にも書きましたが、子どもに読書の習慣をつけさせるには、大人が楽しそうに本を読む姿を見せることが一番です。


清栄学舎では、夏期講習期間中(9:00〜19:00)に校舎を開放しています。

講習を受けている生徒は、授業の前後にも自由に自習や読書ができます。

家ではなかなか集中できないという人は、塾での読書もおすすめです。

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