子どもに本を読ませるには?
- seieigakusha25
- Jul 20
- 3 min read
小田原線螢田駅周辺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
「どうしたら子どもが本を読むようになりますか?」
この質問は、保護者の方から本当によく受けます。
まず前提として、「たくさん本を読めば読解力が自然に上がる」ということはないと思っています。
しかし、それでも私は「本を読む習慣」は大切だと考えています。
なぜなら、読書を通して得られるものはたくさんあるからです。
例えば
・語彙力や漢字力が自然と身につく
・集中力が高まる
・文章をスラスラと読む力がつく
こうした「基礎的な言語能力」は、すべての学びの土台になります。
では、どうすれば子どもが本を読むようになるのか?
実は、とっておきの(そして極端な)方法があります。

それは——「本以外、何もない部屋に子どもを閉じ込める」こと。
……もちろん、これは冗談です。
でも、今の時代、本気でこうするしかないんじゃないかと思うことがあります。
というのも、現代の子どもたちを取り巻く環境には、あまりにも手軽で楽しい娯楽が溢れすぎているからです。
YouTubeをはじめとする動画、ゲーム、SNS……。
見始めるのは一瞬。
頭もほとんど使わず、手軽に楽しめてしまう。
一方、読書はというと、確かに楽しいのですが、「自分でページをめくり、自分で考えながら読み進める」というある種の努力が必要です。
今の子どもたちにとっては、その「最初の一歩」のハードルが高くなってしまっているのです。
だからこそ、「本を読むしかない」状況を意図的に作らなければ、子どもたちは本に目を向けてはくれないでしょう。
もちろん、「本以外何もない部屋」は極論です。
でも、もっとやさしく、現実的で、かつ効果的な方法があります。
それは、「家族で読書タイム」を作ること。
毎日が理想ですが、週に1回でも構いません。
例えば、日曜日の18:00〜19:00など、曜日と時間を決めて、家族全員でスマホの電源を切り、テレビも消して、本だけを読む時間を設けるのです。
このとき大切なのは、「親も一緒に本を読む」こと。
子どもは、親の背中を見て育ちます。
「読書って楽しいんだ」
「大人になっても本を読むんだ」
そう思ってもらうには、何よりも親が楽しんで本を読んでいる姿を見せるのが一番です。
清栄学舎でも、読書の習慣づくりを大切にしていきたいと考えています。
まだ開校したばかりで、本棚は少し寂しいですが、これから少しずつ、小学生低学年から大人までが楽しめる本を揃えて、読書が好きになるような「学びの書庫」を作るのが夢です。
子どもに本を読ませるには、まずは大人が楽しむこと。
そして、「読むしかない環境」を、優しくつくってあげること。
夏休みが始まりましたね。
読書感想文や読書記録などが学校の宿題で課されると思います。
とりあえず夏休み限定でもOKなので、「読書タイム」を設けてみてはいかがでしょうか。
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