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子どもに本を読ませるには?

小田原線螢田駅周辺にお住いの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!





「どうしたら子どもが本を読むようになりますか?」

この質問は、保護者の方から本当によく受けます。


まず前提として、「たくさん本を読めば読解力が自然に上がる」ということはないと思っています。

読書量と読解力の間には、思われているほど直接的な関係はありません。


しかし、それでも私は「本を読む習慣」は大切だと考えています。

なぜなら、読書を通して得られるものはたくさんあるからです。


例えば


・語彙力や漢字力が自然と身につく

・集中力が高まる

・文章をスラスラと読む力がつく


こうした「基礎的な言語能力」は、すべての学びの土台になります。


では、どうすれば子どもが本を読むようになるのか?

実は、とっておきの(そして極端な)方法があります。

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それは——「本以外、何もない部屋に子どもを閉じ込める」こと。



……もちろん、これは冗談です。

でも、今の時代、本気でこうするしかないんじゃないかと思うことがあります。


というのも、現代の子どもたちを取り巻く環境には、あまりにも手軽で楽しい娯楽が溢れすぎているからです。


YouTubeをはじめとする動画、ゲーム、SNS……。

見始めるのは一瞬。

頭もほとんど使わず、手軽に楽しめてしまう。


一方、読書はというと、確かに楽しいのですが、「自分でページをめくり、自分で考えながら読み進める」というある種の努力が必要です。

今の子どもたちにとっては、その「最初の一歩」のハードルが高くなってしまっているのです。


だからこそ、「本を読むしかない」状況を意図的に作らなければ、子どもたちは本に目を向けてはくれないでしょう。

もちろん、「本以外何もない部屋」は極論です。

でも、もっとやさしく、現実的で、かつ効果的な方法があります。


それは、「家族で読書タイム」を作ること。


毎日が理想ですが、週に1回でも構いません。

例えば、日曜日の18:00〜19:00など、曜日と時間を決めて、家族全員でスマホの電源を切り、テレビも消して、本だけを読む時間を設けるのです。


このとき大切なのは、「親も一緒に本を読む」こと。

子どもは、親の背中を見て育ちます。

「読書って楽しいんだ」

「大人になっても本を読むんだ」

そう思ってもらうには、何よりも親が楽しんで本を読んでいる姿を見せるのが一番です。


清栄学舎でも、読書の習慣づくりを大切にしていきたいと考えています。

まだ開校したばかりで、本棚は少し寂しいですが、これから少しずつ、小学生低学年から大人までが楽しめる本を揃えて、読書が好きになるような「学びの書庫」を作るのが夢です。


子どもに本を読ませるには、まずは大人が楽しむこと。

そして、「読むしかない環境」を、優しくつくってあげること。


夏休みが始まりましたね。

読書感想文や読書記録などが学校の宿題で課されると思います。

とりあえず夏休み限定でもOKなので、「読書タイム」を設けてみてはいかがでしょうか。

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