割り算は難しい!
- seieigakusha25
- Nov 7
- 2 min read
小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
実は、割り算はとても難しい計算です。
掛け算や足し算は、数字の順番を入れ替えても答えが変わりません。
たとえば「3×6」も「6×3」も、「3+6」も「6+3」も、答えは同じです。
しかし、割り算はそうはいきません。
「6÷3」と「3÷6」では、まったく違う答えになります。
掛け算や足し算の場合、文章問題を読んで「何算をすればよいか」がわかれば、あとは式を立てるだけで答えが出ます。
ところが、割り算では「割る数」と「割られる数」の関係まで正確に読み取らなければなりません。
つまり、「6÷3」なのか「3÷6」なのか、式の向きまで考えなければならないのです。
「いや、引き算も順番を変えたら違う答えになるじゃないか」と思われる方もいるでしょう。
確かにその通りです。
しかし、小学校の段階では「負の数」が登場しないため、引き算は自然と「大きい数-小さい数」という形になります。
直感的に理解しやすいのです。
中学生になると負の数が出てきますが、この頃には読解力も育ってきており、文意から式を正しく立てられる生徒が多くなります。
一方、割り算はそう簡単にはいきません。
小学校中学年になると、小数や分数が登場し、「6÷3」と「3÷6」のどちらのパターンも出てきます。
しかも、10歳前後の子どもはまだ論理的に文章を読み解く力が十分に育っていないため、どちらの式にすればよいのか迷ってしまうのです。
その結果、「答えがきれいに出る方を選んでしまう」という誤りが多発します。
本当は「3÷6」が正しい計算なのに、何となく「6÷3」にしてしまうということです。
これが、算数の大きな壁である割合の学習につながり、算数(のちの数学)が苦手になる原因のひとつとなってしまうのです。
割り算の理解には、単なる計算練習だけでなく、「数量の関係を読む力」が欠かせません。
文章を正確に読み取り、「どちらがもとで、どちらが比べられる量なのか」を判断できるようになることが、割合や比、そして中学数学への橋渡しになります。



Comments