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先生なのに習ってない!? ゆとり世代のジェネレーションギャップ

小田原線螢田駅周辺にお住いの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!





昨日のブログでは、「学習指導要領」に注目して、学力の変遷や今の子どもたちに求められている力についてお話ししました。

今日はその続編として、少し裏話というか、現場で感じるリアルなことを正直に書いてみたいと思います。


実はこれを書いている私は、1994年生まれ

何を隠そう、いわゆる「ゆとり世代」のど真ん中です。


小学校に入ったばかりの頃は、まだ隔週で土曜日に学校がありましたが、小学2年生からは完全に土曜日が休みになりました。

「生きる力」重視の時代だったこともあり、体験学習や自由な発想を育てる授業が多かった印象があります。


さて、最近では「大人になっても勉強が必要」なんてよく言われますが、私のように子どもたちに勉強を教える立場にある人間にとっては、まさにその通り。

というか、かなり切実です。


なぜかというと、自分が学校で習っていない単元が出てきているからなんです。

たとえば、小学6年生の算数にある「データの調べ方」という単元。

これは、私が小学生だった頃には存在しなかった内容です。

「中央値」とか「最頻値」なんて言葉、小中学校で習った記憶がまったくありません。


小学生の内容であればまだ簡単できますが、これが中学生の数学になると話は別です。

四分位範囲」とか「箱ひげ図」なんて聞いたこともなかったので、初めて教えるときはかなり腰を据えて勉強し直しました。


さらに厄介なのが、「名称のマイナーチェンジ」。

昔習った内容でも、教科書に載っている言い方が少し変わっていることがあるんです。


たとえば、

  • 理科でおなじみの「ヨウ素液」は、今は「ヨウ素溶液」に

  • 地理の「リアス式海岸」は「リアス海岸」に


こうした細かな変更は気づきにくいですが、教科書通りの用語で説明しないと、生徒が混乱する原因になります。

だからこそ、知識のアップデートが必要なのです。


ぜひ、保護者の皆様も、お子さんの教科書をちょっとのぞいてみてください。「こんなの自分のときにはなかったぞ!?」という発見があるかもしれません。

学校教育は時代とともに進化しています。

私たち指導者も、その変化に対応しながら日々学び続けています。


子どもたちの「今の学び」を知ることで、家庭でのサポートのヒントが見つかるかもしれません。

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