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中学校の成績、オール3が標準ではない⁉

小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



昨日に引き続き、通知表の話をしようと思います。


「成績がオール3なら、平均くらいで安心」

中学生でそう考えている方は、意外と多いのではないでしょうか。


でも実は、その感覚は高校入試の現実とはずれています。

今回は、神奈川県の公立高校入試を例に取りながら、オール3が「平均」ではないという事実を解説します。


まずは「学力の真ん中」ということについて補足説明します。

入試では偏差値という尺度を用いて、学校のレベル分けをするのが一般的です。

偏差値とは全国の受験生の学力を相対的に表す指標で、偏差値50がちょうど真ん中、つまり全体の平均レベルにあたります。

テストの得点が平均点とちょうど同じだった人は偏差値が50になるということです。


具体例を挙げましょう。

神奈川県立大磯高校の偏差値はおおよそ50〜52です。

偏差値に注目すると、大磯高校は「ちょうど真ん中あたりの高校」といえます。


では、大磯高校に合格した生徒は、どのくらいの成績をとっているのでしょうか。

公表データによると、合格者の平均内申点は104点となっています。


ここで、神奈川県の内申点の計算方法を整理しておきましょう。

  • 中学2年生学年末の9教科の評定合計(満点=45点)

  • 中学3年生学年末の9教科の評定合計を2倍(満点=90点)

この2つを合計して、135点満点で評価します。


合格者の平均「104点」を、単純計算で3で割ってみると、およそ35になります。

これをさらに9教科で割って考えてみると、だいたい4です。

つまり、偏差値50の高校に合格するためには、オール4が目安になるのです。


「オール3だから、まあ平均だろう」と思っている方もいるかもしれませんが、実際にはオール3では真ん中より下に位置しているということになります。

偏差値で「真ん中あたりの高校」に行きたいなら、オール4は取っておかないと安心できないということです。


ここで断りを入れておきますが、必ずしもオール3がよくないといっているわけではありません。

「オール3は平均」という認識は誤っていると言いたいのです。

学力は人それぞれですから、簡単にオール5をとれてしまうような生徒もいれば、努力してオール3という生徒もいます。

しかし、「オール3は平均」という考えを持ったままだと、高校選びで苦労することになります。


清栄学舎では、生徒一人ひとりの状況に合わせて、内申点アップと学力向上の両立をサポートしています。

定期テスト対策も、入試に向けた本格的な学習も、しっかり伴走していきます。

この記事を読んで不安を感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。

一緒に目標を見据えて、今やるべきことを考えていきましょう。

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