中学校の成績、オール3が標準ではない⁉
- seieigakusha25
- Oct 11
- 3 min read
小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
昨日に引き続き、通知表の話をしようと思います。
「成績がオール3なら、平均くらいで安心」
中学生でそう考えている方は、意外と多いのではないでしょうか。
でも実は、その感覚は高校入試の現実とはずれています。
今回は、神奈川県の公立高校入試を例に取りながら、オール3が「平均」ではないという事実を解説します。
まずは「学力の真ん中」ということについて補足説明します。
入試では偏差値という尺度を用いて、学校のレベル分けをするのが一般的です。
偏差値とは全国の受験生の学力を相対的に表す指標で、偏差値50がちょうど真ん中、つまり全体の平均レベルにあたります。
テストの得点が平均点とちょうど同じだった人は偏差値が50になるということです。
具体例を挙げましょう。
神奈川県立大磯高校の偏差値はおおよそ50〜52です。
偏差値に注目すると、大磯高校は「ちょうど真ん中あたりの高校」といえます。
では、大磯高校に合格した生徒は、どのくらいの成績をとっているのでしょうか。
公表データによると、合格者の平均内申点は104点となっています。
ここで、神奈川県の内申点の計算方法を整理しておきましょう。
中学2年生学年末の9教科の評定合計(満点=45点)
中学3年生学年末の9教科の評定合計を2倍(満点=90点)
この2つを合計して、135点満点で評価します。
合格者の平均「104点」を、単純計算で3で割ってみると、およそ35になります。
これをさらに9教科で割って考えてみると、だいたい4です。
つまり、偏差値50の高校に合格するためには、オール4が目安になるのです。
「オール3だから、まあ平均だろう」と思っている方もいるかもしれませんが、実際にはオール3では真ん中より下に位置しているということになります。
偏差値で「真ん中あたりの高校」に行きたいなら、オール4は取っておかないと安心できないということです。
ここで断りを入れておきますが、必ずしもオール3がよくないといっているわけではありません。
「オール3は平均」という認識は誤っていると言いたいのです。
学力は人それぞれですから、簡単にオール5をとれてしまうような生徒もいれば、努力してオール3という生徒もいます。
しかし、「オール3は平均」という考えを持ったままだと、高校選びで苦労することになります。
清栄学舎では、生徒一人ひとりの状況に合わせて、内申点アップと学力向上の両立をサポートしています。
定期テスト対策も、入試に向けた本格的な学習も、しっかり伴走していきます。
この記事を読んで不安を感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に目標を見据えて、今やるべきことを考えていきましょう。



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