中3の社会は今がチャンス!参院選で学びの実感を
- seieigakusha25
- Jun 24
- 4 min read
小田原市蓮正寺の皆さん、こんにちは!
生徒絶賛募集中!清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
街を歩いていると、白くて四角い枠が並んだ掲示板を見かけるようになりましたね。
まもなく「参議院選挙」が行われます。

この話題、中学3年生の社会(公民)で学ぶ内容にぴったりつながっています。
今日は、参議院や選挙の方法について軽くおさらいします。
🏛️ その1:三権分立と国会
中3の公民では、まず「三権分立」という言葉を学びます。
立法(法律をつくる)…国会
行政(政治を動かす)…内閣
司法(法律に基づき裁く)…裁判所
この3つの権力を、1か所に集中させないようにする仕組みが三権分立です。
日本では、この中で「立法=法律を作る」役割を担っているのが国会。
つまり、今回の参議院選挙は、「法律を作るメンバーを選ぶ」ための選挙ということになります。
🏛️ その2:衆議院と参議院のちがい
日本の国会は、衆議院と参議院の「二院制」です。
2つの院で法律などを審議し、より慎重に決定していく仕組みです。
でも、この2つには次のような違いがあります👇
比較項目 | 衆議院 | 参議院 |
任期 | 4年 | 6年(3年ごとに半数改選) |
解散の有無 | あり | なし |
人数 | 465人 | 248人 |
特徴 | 国民の声を反映しやすい | 冷静・慎重な審議(良識の府) |
法案の優越 | 衆議院に優越あり | 衆議院の議決が優先される場合あり |
つまり、衆議院はよりスピード感のある政治、参議院はブレーキや再確認の役割も担っていると考えられます。
🗳️ その3:参議院の選ばれ方
そして今回のテーマ、「参議院選挙」について。
参議院議員は全国で248人。
そのうち3年ごとに半数の約124人を選ぶ選挙が行われます。
このとき、2つの方法で議員が選ばれます。
① 選挙区選挙(148人)
都道府県ごとの「選挙区」で、候補者個人に投票します。
神奈川県のような大都市では複数人当選する「複数区」になります。
② 比例代表選挙(100人)
全国を一つの大きな選挙区として、政党や候補者名に投票します。
各党の得票数に応じて、名簿に載っている人が上から順に当選していきます。
候補者名で書かれた票も、その人個人+政党の票としてカウントされます。
学校の学びを現実で感じるチャンス!
テストのための勉強…と思っていると、社会ってつまらなく感じるかもしれません。
でも、選挙のポスターやニュースは、まさに教科書の内容が動いている瞬間です。
ちょっと立ち止まって、
「この人、どんなことを言っているのかな?」
「この人が当選すると、どんな法律が作られるかな?」
そんなふうに考えると、社会がぐんと身近になります。
清栄学舎では「つながる学び」を大切にしています
学校で学んだことが、世の中でどう生きるのか。
ただ覚えるのではなく、「意味のある知識」として身につけていく。
このような「生きた教材」は、知識の確実な定着につながります。
清栄学舎の授業では、そうしたつながりを意識した解説や雑談も交えて、楽しく学べる時間をつくっています。
このブログを読んだ中学生が、「そういえば選挙のこと、学校でやったな」と思い出してくれたらうれしいです。
また選挙が近くなったら、参院選をテーマにしたブログ記事を書こうと思います。
ご家庭でも、ぜひ話題にしてみてください
先日、私の自宅のポストに、とある政党の政策が書かれたチラシが入っていました。
皆さんのご家庭にも各政党のチラシが入り始める頃かと思います。
「この政党の主張は何?」
「なんで選挙に行くの?」
「私(親)が誰に入れるかは教えられないけどね(笑)」
そんな何気ない会話も、立派な主権者教育です。
高校受験のその先、社会に参画する一員としての自覚をもつという点においても、非常に意義のあることです。
ぜひ、お子さんと一緒に選挙を話題にしてみてくださいね。
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