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2025年のノーベル賞

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



2025年10月6日(月)から13日(月)にかけて、今年のノーベル賞受賞者が発表されました。

ノーベル賞は、世界で最も権威のある学術賞のひとつです。


この賞は、スウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベルの遺志によって1901年に創設されました。

「人類に最も大きな利益をもたらした発明・発見・業績」に対して授与されるもので、現在では物理学・化学・生理学(医学)・文学・平和・経済学の6分野があります。

(経済学賞は、のちにスウェーデン銀行が創設した「アルフレッド・ノーベル記念経済学賞」です。)


今年は、2名の日本人研究者がノーベル賞を受賞しました。

いずれも長年の研究が実を結んだ、素晴らしい成果です。


生理学・医学賞:坂口 志文 氏


坂口氏は、病原体を攻撃する免疫細胞の中に、*過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞(Treg)」を発見しました。

この発見は、自己免疫疾患やアレルギーの研究に大きな影響を与えました。

免疫の仕組みを理解するうえで欠かせない発見であり、医療の未来を大きく変える成果です。


化学賞:北川 進 氏


北川氏は、金属有機構造体(MOF)と呼ばれる新しい物質を開発しました。

MOFは、微小な穴が無数にあいた「多孔性材料」で、その中に狙った物質をとじこめることができます。

この性質を利用して、脱炭素技術や有害物質の除去、医薬品の輸送など、幅広い分野に応用が期待されています。

環境問題の解決にもつながる重要な成果です。


ノーベル賞6分野のうち、日本人がまだ受賞していない唯一の領域が経済学賞です。

※経済学賞は、厳密にはノーベル賞とは違うようです。


その理由として、次のような点が指摘されています。

・日本の研究者は、自国経済や地域の課題を扱うことが多く、国際的な普遍性が評価されにくい。

・英語圏を中心とした学術ネットワークや論文引用文化の壁があり、日本の研究が埋もれやすい。


しかし、経済学の分野でも、近年はグローバルな課題(格差、人口減少、環境経済など)に取り組む日本人研究者が増えており、今後の受賞が期待されています。


ノーベル賞受賞者に共通しているのは、どの研究もすぐに成果が出たわけではなく、長年にわたる地道な努力と、真摯な探究心の積み重ねがあったということです。

その積み重ねが、やがて世界を動かす発見につながりました。


1つひとつの基礎を大切にすることが、未来への大きな力になります。

これは小中学生の皆さんにとっても同じことです

小さな学びを大きな成長へとつなげていきましょう。

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