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足し算・引き算は同じ単位どうしだけ!

小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



例えば、

「3mのホースと5kgの水を合わせるとどれくらいになりますか」

という問題があったとします。


しかし、「この問題はおかしい」と誰もがすぐに気づくと思います。

小学生でも、すぐに計算できないと分かります。


なぜなら、長さと重さはそもそも種類が違うので、合わせて計算することができないからです。

言い換えれば、加減(たしざん・ひきざん)の計算は、同じ単位でしか計算できないのです。

これは算数で当たり前に学んできたルールです。


ところが、中学校に入って文字式が出てくると、この当たり前のルールが急にあいまいになる生徒が出てきます。


「XmのホースとYkgの水を合わせるとどれくらいになりますか」

という問題が出たとしても、違和感に気づかない生徒がいるのです。

とはいえ、そもそも問題集でこのような問題が出題されることはありません。


しかし、「X人に一人Y個ずつクッキーを配ると、クッキーは全部でいくつ必要ですか」といった問題で、「X+Y」と立式してしまう生徒が一定数います。

このように単純な問題なら何とかなっても、文章の構造がややこしくなると、掛け算なのか足し算なのか全くわからなくなってしまうのです。


この原因のひとつは、状況を具体的にイメージできないことにあります。

具体的な数字が書かれていれば、頭の中にイメージが浮かびます。たとえば5人と3個のクッキーなら、両者を足すことがおかしいとすぐに分かります。

ところが、X人やY個という文字になると、途端に何を表しているのか考えられなくなってしまうのです。


しかし、イメージできるかどうかは関係なく、「加減の計算は、同じ単位でしか計算できない」という絶対のルールをちゃんと理解しておけば、上のような問題で足し算になることはあり得ないと気付けるのです。


これは、文字式の計算も同様に言えることです。


文字式では、たとえば「5x + 3x = 8x」と計算できます。

「5x + 3y」はこれ以上計算できませんが、なぜかこれをもっとまとめようとしてしまう生徒がいます。


このxやyも単位のようなもので、「加減の計算は、同じ単位でしか計算できない」というルールが適用されます。


数学(算数)は積み上げの教科です。

今までの算数のルールは常に有効です。

急にルールが変わって、新しいやり方を始めるということはありません。


一見するとごく基本的なことに思えますが、数学が苦手な人は、「足したり引いたりできるのは同じもの同士」という原則を常に忘れないようにしましょう。

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