日本初の女性首相が誕生
- seieigakusha25
- Oct 21
- 3 min read
小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
本日開かれた臨時国会において、自民党総裁の高市早苗さんが第104代首相に選出されました。
日本初の女性総理大臣の誕生ということになります。
中学社会の公民の政治分野は、苦手にしている中学生が多いと思います。
「難しそう」「身近ではない」という感想を抱きがちです。
でも、今の日本の政局(政治の情勢)はまさに変革期にあり、テレビやネットのニュースで、連日のように政治の話題が取り上げられています。
政治分野の勉強を身近に感じるチャンスです。
今回の首相選出にあたって、自民党は公明党との連立を解消し、次のパートナーとして日本維新の会と手を結びました。
その協力関係の中で最も注目されているのが、「議員定数の削減」です。
ニュースの中でも賛否両論あり、それと同時に
「そもそも今の選挙の仕組み自体を見直すべきでは?」という声も広がっています。
特に注目されているのが、衆議院選挙の比例代表のあり方です。
現在の制度では、政党の得票数と実際の議席数がかならずしも一致しておらず、
「民意が正確に反映されていないのでは」と指摘する人もいます。
では、そもそも衆議院と参議院の選挙制度はどのように違うのか、日本の選挙の仕組みを簡単に押さえておきましょう。
■ 衆議院の選び方
衆議院では、「小選挙区比例代表並立制」という方式が使われています。
投票所では2枚の投票用紙を受け取り、
1枚目には「候補者名(小選挙区)」、
2枚目には「政党名(比例代表)」を書きます。
小選挙区選挙:全国を289の選挙区に分け、各区で1人が当選(最多得票者が勝ち)。
比例代表選挙:全国を11ブロックに分け、政党への得票割合に応じて議席が配分されます。
■ 参議院の選び方
衆議院同様、こちらも2枚の投票用紙を使います。
選挙区選挙:都道府県ごとに行い、人口に応じて1~6名を選出。
比例代表選挙:全国を1つの選挙区として行い、政党名か候補者名を書いて投票します。
参議院の比例代表は「非拘束名簿式」といって、
有権者が候補者名を書けば、その人に直接票が入る仕組みです。
つまり、「どの政党の、どの人を応援したいか」がより反映されやすい制度になっています。
■ 小選挙区比例代表並立制のメリットとデメリット
メリット
・二大政党制になりやすく、政治が安定しやすい。
・地域密着型の候補者が選ばれやすい。
・政党支持(比例代表)と候補者支持(小選挙区)の両方を反映できる。
デメリット
・小選挙区では「1位以外の票」がすべて無駄票になる。
・大政党が有利になりやすく、得票率と議席数がずれる。
・落選しても比例で「復活当選」できる仕組みが不公平に感じられることもある。
つまり、現在の制度は「安定と公平性」をどう両立させるかという課題を抱えているのです。
政治の話題というと、なんとなく難しそうに聞こえますが、
選挙制度は私たちの1票がどう扱われるかを決める、とても身近なルールです。
「議員定数を減らすべきか」
「比例代表をもっと公平にするにはどうすればいいか」
こうした議論は、社会科の教科書の中だけでなく、今まさに現実の日本で行われていることです。
せっかくの機会なので、ニュースなどで政治の情報をチェックしてみてください。




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