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日本初の女性首相が誕生

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



本日開かれた臨時国会において、自民党総裁の高市早苗さんが第104代首相に選出されました。

日本初の女性総理大臣の誕生ということになります。


中学社会の公民の政治分野は、苦手にしている中学生が多いと思います。

「難しそう」「身近ではない」という感想を抱きがちです。


でも、今の日本の政局(政治の情勢)はまさに変革期にあり、テレビやネットのニュースで、連日のように政治の話題が取り上げられています。

政治分野の勉強を身近に感じるチャンスです。


今回の首相選出にあたって、自民党は公明党との連立を解消し、次のパートナーとして日本維新の会と手を結びました。

その協力関係の中で最も注目されているのが、「議員定数の削減」です。


ニュースの中でも賛否両論あり、それと同時に

「そもそも今の選挙の仕組み自体を見直すべきでは?」という声も広がっています。

特に注目されているのが、衆議院選挙の比例代表のあり方です。

現在の制度では、政党の得票数と実際の議席数がかならずしも一致しておらず、

「民意が正確に反映されていないのでは」と指摘する人もいます。


では、そもそも衆議院と参議院の選挙制度はどのように違うのか、日本の選挙の仕組みを簡単に押さえておきましょう。



■ 衆議院の選び方


衆議院では、「小選挙区比例代表並立制」という方式が使われています。

投票所では2枚の投票用紙を受け取り、

1枚目には「候補者名(小選挙区)」、

2枚目には「政党名(比例代表)」を書きます。


小選挙区選挙:全国を289の選挙区に分け、各区で1人が当選(最多得票者が勝ち)。

比例代表選挙:全国を11ブロックに分け、政党への得票割合に応じて議席が配分されます。


■ 参議院の選び方


衆議院同様、こちらも2枚の投票用紙を使います。


選挙区選挙:都道府県ごとに行い、人口に応じて1~6名を選出。

比例代表選挙:全国を1つの選挙区として行い、政党名か候補者名を書いて投票します。


参議院の比例代表は「非拘束名簿式」といって、

有権者が候補者名を書けば、その人に直接票が入る仕組みです。

つまり、「どの政党の、どの人を応援したいか」がより反映されやすい制度になっています。



■ 小選挙区比例代表並立制のメリットとデメリット


メリット

・二大政党制になりやすく、政治が安定しやすい。

・地域密着型の候補者が選ばれやすい。

・政党支持(比例代表)と候補者支持(小選挙区)の両方を反映できる。


デメリット

・小選挙区では「1位以外の票」がすべて無駄票になる。

・大政党が有利になりやすく、得票率と議席数がずれる。

・落選しても比例で「復活当選」できる仕組みが不公平に感じられることもある。


つまり、現在の制度は「安定と公平性」をどう両立させるかという課題を抱えているのです。



政治の話題というと、なんとなく難しそうに聞こえますが、

選挙制度は私たちの1票がどう扱われるかを決める、とても身近なルールです。


「議員定数を減らすべきか」

「比例代表をもっと公平にするにはどうすればいいか」

こうした議論は、社会科の教科書の中だけでなく、今まさに現実の日本で行われていることです。

せっかくの機会なので、ニュースなどで政治の情報をチェックしてみてください。

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