教室の本棚に絵を飾りました!②
- seieigakusha25
- Jun 28
- 2 min read
小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアに新しく開校した当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!

昨日のブログで、本棚に飾った2枚の絵のうち、右側の一枚をご紹介しました。
今日は、その左側に飾っているもう一枚の絵についてご紹介したいと思います。

この絵は、インドの西部にある グジャラート州 という地域で手に入れたものです。
グジャラートはパキスタンと国境を接しており、乾いた大地と豊かな伝統工芸が魅力の州でもあります。
この絵は「ローガンアート」という非常に珍しい技法で描かれています。
天然の染料を油で固め、それを使って布の上に模様を描いていくという、非常に繊細で手間のかかる技術です。
この技法は、グジャラート州の中でも カッチ地方のニローナ村 という一つの村でのみ継承されており、現在この絵を描くことができるのは、世界にわずか2人しかいないといわれています。


グジャラート州といえば、インドの ナレンドラ・モディ首相 の出身地としても知られています。
その縁もあってか、モディ氏はこのローガンアートを各国の要人への贈り物に選ぶことも多いそうです。
なんと、日本の岸田前首相もこのアート作品(模様は異なりますが)を贈られたひとりなのだとか。

ちなみに、カッチ地方といえば、その独特な自然風景も有名です。
日本ではボリビアのウユニ塩湖が話題になりますが、カッチ地方でも乾季になると塩湖が出現し、空と地面の境界が消えるような幻想的な景色が広がります。
そこに立つと、自分がどこにいるのか分からなくなるような不思議な感覚になります。


この一枚の絵に込められた文化や歴史、そしてそこに生きる人々の手仕事の重みを思いながら、今日も本棚の左側を見上げています。
興味のある方はぜひ、遠慮なく当塾までお立ち寄りください。
Comments