掛け算と単位の関係を考えよう
- seieigakusha25
- Oct 3
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小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
この前のブログで、「加減は同じ単位同士でしかできない」という話を書きました。
たとえば「5個+3個」は計算できますが、「5個+2人」は計算できません。
単位が揃っていないからです。
今回は、掛け算のとき単位はどうなるのかを考えてみましょう。
みなさんもお分かりだと思いますが、掛け算は異なる単位同士でもできます。
たとえば次のような問題。
「1人にクッキーを3個ずつ配ります。5人に配ると、全部で何個でしょうか。」
ここでの計算は、
3 (個)×5 (人)=15 (個)
となります。
異なる単位同士でも掛け算することができています。
もちろん、同じ単位同士を掛ける場合もあります。
典型的なのは面積や体積です。
たとえば、縦3m・横4mの長方形の面積は、
3 (m)×4 (m)=12 (㎡)
となります。
この「㎡」の右上の2は、「mを2回掛けた」という意味です。
同じように、立方体の体積なら、
2 (m)×3 (m)×4 (m)=24 (㎥)
となり、立方メートルの右上の3は、「mを3回掛けた」ことを示しています。
ということは、メートル同士、キロメートル同士で計算しなければ、正しい面積や体積が求められないということでもあります。
たとえば、縦50cm・横2mの長方形の面積を求める場合、そのまま「50×2」 と計算するのは間違いです。
なぜなら、単位が「cm」と「m」でそろっていないからで、計算する前にどちらかにそろえる必要があります。
たとえば縦をmにそろえると、
0.5 (m)×2 (m)=1 (㎡)
と正しい面積が求められます。
これは、学習したての小学生が間違えやすいところです。
このように、単位を意識することは計算の本質です。
特に中学以降、方程式や物理量の計算に進むとき、単位をきちんと扱えるかどうかが理解のカギになります。


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