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【日常の謎】朝4時に空が明るい!? 〜日の出と緯度の関係〜

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なんか急に夏がやってきましたね。

梅雨入りしたのかと思えば、晴れの日が続き、すでに夏本番のような暑さです。


皆さんは夏が好きですか?

私は大好きです。

どれくらい好きかというと、「常夏である」という理由だけで、東南アジアやインドに移り住んでしまったほどです。

実は、今年の夏は、私にとって8年ぶりに本州で迎える夏になります。

夏が来た!
夏が来た!

さて、そんなある日のこと。

明け方4時ごろにふと目が覚めたのですが、そのとき、とても驚きました。

なんと、外がもう明るくなりかけているのです!


私はこれまで、ジャカルタ(インドネシア)、沖縄、チェンナイ(インド)といった、いわゆる「常夏」の地域に住んでいました。

どの都市でも、朝の4時は真っ暗。

季節に関係なく、空が明るくなるのは5時を過ぎてからでした。


では、なぜ本州では4時にすでに空が白んでいるのでしょうか?

これは、緯度の違いによるものです。


皆さんは「白夜(びゃくや)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

白夜とは、北欧や北米などの高緯度地域で起こる自然現象で、太陽が一日中沈まない日のことです。

反対に、一日中太陽が昇らない現象を「極夜(きょくや)」と呼びます。

このように、地球では緯度が高くなるほど、季節による日の出・日の入りの時間差が大きくなるのです。


逆に、ジャカルタやチェンナイのような低緯度地域では、年間を通して日の出・日の入りの時刻があまり変わりません。

例えば、赤道近くのジャカルタでは年間を通して、日の出はだいたい午前6時前後、日の入りは午後6時ごろ。

ほぼ一定です。


つまり、私は長くそうした低緯度地域に住んでいたので、本州の「4時に空が白む夏の朝」に、とても驚いたわけです。

ところで、1年のうちで最も日照時間が長い日を、北半球では「夏至(げし)」と呼びます。


今年(2025年)は、6月21日が夏至にあたります。

下の表に、私がこれまで住んだ都市での緯度・夏至(または冬至)の日の出・日の入り時刻をまとめてみました。

都市

緯度

日の出

日の入り

ジャカルタ

南緯6度

05:59

17:47

チェンナイ

北緯13度

05:44

18:38

那覇

北緯26度

05:36

19:20

小田原

北緯35度

04:27

18:58

このように比べてみると、地域によって空の明るさの感じ方が全然違うことがわかりますね。


じゃあ、なぜこのような違いが生じるのか……

気になった人は自分で調べてみましょう。

中学校理科で学習する内容です。


暑さが厳しくなってきて、ちょっとげんなりしている人も多いかもしれませんが、こうした自然現象に興味を持つことは、理科や社会(特に地理)の学習にもつながります。

ぜひ、日常のちょっとした「なぜ?」を見逃さずに、自分なりに調べてみる・考えてみるという姿勢を大切にしてくださいね。

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