「博」と「専」、右上の点について
- seieigakusha25
- Nov 2
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小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
先日は「柿」という漢字から、漢字の豆知識を書きました。
今日は、他の漢字の面白い話を書こうと思います。
今日取り上げるのは、「博」と「専」。
右上に点がつくかどうかが非常にややこしい問題で、大人でも迷うことがあると思います。
しかし、実は明確な見分け方があります。
そもそも、それぞれの右上は似ているようで、字形の由来が異なります。
「博」の右上は「甫」が変形したものです。
だから「博」には点がつくのです。
「甫」という漢字は「ホ」と読みます。
古代中国の詩人、杜甫(トホ)が有名ですね。
ですから、音読みで「ホ」と似た読みを持つ漢字には、右上に点がつくのです。
例を挙げると、
博(ハク)、簿(ボ)、薄(ホ)……
ここで瞬時にいくつも漢字を思い浮かべた方は、こう思ったかもしれません。
「ちょっと待て!『穂』には点がないじゃないか!」
そう、「稲穂(いなほ)」の「穂」です。
しかし、「穂」の「ほ」は訓読みで、音読みは「スイ」と読みます。
だから右上には点がつかないのです。
漢字は一つひとつに意味を持つ表意文字なので、それぞれに面白いエピソードが隠されています。
漢字は苦手な人も多い分野ですが、ただ暗記するだけでなく、こうして探究してみると意外と好きになるかもしれませんよ。


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