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「博」と「専」、右上の点について

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



先日は「柿」という漢字から、漢字の豆知識を書きました。

今日は、他の漢字の面白い話を書こうと思います。


今日取り上げるのは、「博」と「専」。

右上に点がつくかどうかが非常にややこしい問題で、大人でも迷うことがあると思います。

しかし、実は明確な見分け方があります。


そもそも、それぞれの右上は似ているようで、字形の由来が異なります。

「博」の右上は「甫」が変形したものです。

だから「博」には点がつくのです。


「甫」という漢字は「ホ」と読みます。

古代中国の詩人、杜甫(トホ)が有名ですね。


ですから、音読みで「ホ」と似た読みを持つ漢字には、右上に点がつくのです。


例を挙げると、

博(ハク)、簿(ボ)、薄(ホ)……


ここで瞬時にいくつも漢字を思い浮かべた方は、こう思ったかもしれません。


「ちょっと待て!『穂』には点がないじゃないか!」


そう、「稲穂(いなほ)」の「穂」です。

しかし、「穂」の「ほ」は訓読みで、音読みは「スイ」と読みます。

だから右上には点がつかないのです。


漢字は一つひとつに意味を持つ表意文字なので、それぞれに面白いエピソードが隠されています。

漢字は苦手な人も多い分野ですが、ただ暗記するだけでなく、こうして探究してみると意外と好きになるかもしれませんよ。

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