「単位量当たりの大きさ」の攻略②
- seieigakusha25
- Oct 7
- 2 min read
小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
前回は「単位量当たりの大きさ」をくらべるときに、具体的なイメージを持って考えることが大切だという話をしました。
今日は、その単位をそろえるための計算方法について見ていきましょう。
次のような問題なら、だれでもすぐに計算できます。
2個で100円のお菓子の1個当たりの値段
→ 100 ÷ 2 = 50円
2時間で100㎞走る車の速さ(時速)
→ 100 ÷ 2 = 50㎞/時
では、次の問題はどうでしょう。
120分で60㎞走る車の速さ(分速)を求めなさい。
正しくは、
60÷120=0.5㎞/分
こうなりますが、120 ÷ 60 と計算してしまう子どもがとても多いのが事実です。
なぜでしょうか。
おそらく、割り切れる数字を見て「すぐに計算できそう!」と思い込み、どちらをどちらで割るべきかをじっくり考えないからです。
割り算は「割る数」と「割られる数」の役割を正しく判断しなければなりません。
大人でも、とっさに迷うことがあります。
実は割り算は、式を立てるのがとてもむずかしいのです。
次のような問題を考えてみてください。
2mで4㎏のロープがあります。
① 1㎏当たりの長さは?
② 1m当たりの重さは?
頭の中で一瞬「2÷4かな?4÷2かな?」と迷いませんか?
迷わないためのコツがあります。
求めたい答えの単位を先に確認し、式の割られる数の単位をそろえることです。
① 1㎏当たりの長さを求める → 答えの単位は「m」
→ 「m ÷ ㎏」の式にする → 2 ÷ 4 = 0.5m
② 1m当たりの重さを求める → 答えの単位は「㎏」
→ 「㎏ ÷ m」の式にする → 4 ÷ 2 = 2㎏
割る向きを判断するときに、「どの単位を1としたときの量を求めたいのか」を考えると迷いません。
問題を読んだら、まず「何あたりの大きさを求めているか」を確認する。
求めたい答えの単位を確認する。
答えの単位を割られる数に合わせて式を立てる。
この手順を意識すると、計算ミスがぐっと減ります。
割り算は直感に頼らず、じっくり考えて式を立てることが大切です。


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