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「単位量当たりの大きさ」の攻略②

小田原市蓮正寺にお住いの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



前回は「単位量当たりの大きさ」をくらべるときに、具体的なイメージを持って考えることが大切だという話をしました。

今日は、その単位をそろえるための計算方法について見ていきましょう。


次のような問題なら、だれでもすぐに計算できます。


2個で100円のお菓子の1個当たりの値段

 → 100 ÷ 2 = 50円


2時間で100㎞走る車の速さ(時速)

 → 100 ÷ 2 = 50㎞/時


では、次の問題はどうでしょう。


120分で60㎞走る車の速さ(分速)を求めなさい。


正しくは、

60÷120=0.5㎞/分


こうなりますが、120 ÷ 60 と計算してしまう子どもがとても多いのが事実です。


なぜでしょうか。

おそらく、割り切れる数字を見て「すぐに計算できそう!」と思い込み、どちらをどちらで割るべきかをじっくり考えないからです。


割り算は「割る数」と「割られる数」の役割を正しく判断しなければなりません。

大人でも、とっさに迷うことがあります。

実は割り算は、式を立てるのがとてもむずかしいのです。


次のような問題を考えてみてください。


2mで4㎏のロープがあります。

① 1㎏当たりの長さは?

② 1m当たりの重さは?


頭の中で一瞬「2÷4かな?4÷2かな?」と迷いませんか?


迷わないためのコツがあります。

求めたい答えの単位を先に確認し、式の割られる数の単位をそろえることです。


① 1㎏当たりの長さを求める → 答えの単位は「m」

 → 「m ÷ ㎏」の式にする → 2 ÷ 4 = 0.5m


② 1m当たりの重さを求める → 答えの単位は「㎏」

 → 「㎏ ÷ m」の式にする → 4 ÷ 2 = 2㎏


割る向きを判断するときに、「どの単位を1としたときの量を求めたいのか」を考えると迷いません。


問題を読んだら、まず「何あたりの大きさを求めているか」を確認する。

求めたい答えの単位を確認する。

答えの単位を割られる数に合わせて式を立てる。


この手順を意識すると、計算ミスがぐっと減ります。

割り算は直感に頼らず、じっくり考えて式を立てることが大切です。

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