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説明的文章は「二項対立」に注目する

Oct 7
4 min read

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

小学生から大学受験まで、少人数制の学習塾「清栄学舎」の午来(ごらい)です。


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もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



たまには国語の話でも。

普段このブログでは英語や数学の話を書くことが多く、国語についてはあまり書いていなかった気がします。


神奈川県の高校入試では、国語の問題で物語的な文章と説明的な文章がそれぞれ出題されます。

その中でも、今回は説明的な文章について。


中学生が高校入試で読むような説明的な文章の場合、比較的よく出てくる文章の構造があります。


「二項対立」です。


二項対立というのは、簡単に言えば、二つの対になる考え方を並べて、それぞれについて説明していく構造です。


例えば、

「自然と人工」

「伝統と革新」

「個人と社会」

「便利さと不便さ」

「効率と非効率」

「科学的な考え方と感覚的な考え方」

「日本・東洋的な考え方と西洋的な考え方」

など。


必ずそうなるというわけではありませんが、「Aという考え方がある。一方で、Bという考え方もある」という形で、二つの考え方を比較しながら話が進んでいく文章は結構あります。


そして、中学生向けの説明的な文章の場合、筆者がどちらを肯定的に見ているのか、あるいはどちらを問題視しているのかがはっきり書かれていることもあります。


例えば、

Aにはこういう良さがある。

一方、Bにはこういう問題がある。

だから私はAの考え方が重要だと考える。

というような構造です。


単純に、

Aには○○という性質がある。

Bには△△という性質がある。

というように、それぞれの特徴を比較しているだけの場合もあります。


ただ、どちらにしても、文章を読むときにまず確認しておくといいことがあります。

「この文章では、何と何を比べているんだろう?」ということです。


例えば、「自然」と「人工」の対立をテーマにしている文章だったとします。

そして、

自然には「人間が完全にはコントロールできない」という特徴がある。

人工には「人間が目的に合わせてコントロールできる」という特徴がある。

と書かれていたとします。


そうすると、選択問題で、

「自然には人間が目的に合わせてコントロールできるという特徴があり、人工物には人間が完全にはコントロールできないという特徴がある」

なんて選択肢が出てきたら、これは怪しい。


それぞれの特徴を、そっくり入れ替えているからです。

こういう誤答のつくり方は、実際の入試問題でも十分にあり得るタイプです。


文章を細かく読んでいるつもりでも、「Aについて書いてあったこと」と「Bについて書いてあったこと」が頭の中で混ざってしまうと、こういう選択肢に引っかかります。


まず、「何と何を対比しているのか」を押さえる。


そのうえで、

「Aにはどんな特徴があるのか」

「Bにはどんな特徴があるのか」

を整理する。


さらに筆者の意見が書かれているなら、

「筆者はAとBのどちらを肯定的に見ているのか」

「どちらを問題視しているのか」

を見る。


このあたりを意識するだけでも、文章の構造がかなり見えやすくなります。


特に国語が苦手な生徒の場合、文章を最初から最後まで読んで、「なんとなくこういう話だったかな」という状態で問題を解いていることがあります。

これだと、選択肢を見たときに「なんとなく文章に書いてあった気がする」という理由で選んでしまいます。


二項対立だけですべての説明文が読めるわけでもありませんし、筆者がAかBのどちらかを単純に肯定しているとも限りません。

ただ、中学生の高校入試レベルの説明的な文章なら、まず「何と何を比べているんだろう」と考えてみる。

それだけでも、文章をぼんやり読むのではなく、構造を意識して読めるようになります。


国語が苦手な人ほど、「国語はセンスの科目」と考えてしまいがちですが、こういうところから少しずつ文章を読むための型を身につけていけばいいと思います。

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