英語の微妙な違い、入試ではそこまで気にしなくてもいい
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英語を勉強していると、「似たような用法だけど、ニュアンスが微妙に違う」という表現が多く出てきます。
例えば、未来を表す will と be going to。
「willはその場で決めたことや予測などに使われ、be going toは前々から決めていた予定などに使われる」といったニュアンスの違いがあります。
さらに、未来を表す方法はそれだけではありません。
現在進行形で未来を表すこともありますし、be動詞+to不定詞で未来を表すこともあります。
似たような話は他にもあります。
must と have to。
中学校では「どちらも『~しなければならない』という意味」と習います。
ところが高校では、「mustは話し手の判断、have toは外的な事情による必要性」などと、やはり細かな違いを説明されます。
実際に英語を使うのであれば、こうしたニュアンスの違いを知っておくことには意味があります。
ただ、大学入試という観点から見ると、必要以上に悩まなくてもいいことが多いです。
例えば入試の文法問題で、willとbe going toが選択肢に並んでいて、
「これはその場で決めた未来だからwillが正解」というように、微妙なニュアンスだけを根拠に答えさせる問題は、基本的にはあまりありません。
少なくとも大学入試の英語では、もっと別のところで正解を絞れることのほうが多いです。
例えば、
「主語がheなのに、are going toになっている」とか、
「助動詞の後ろなのに動詞が過去形になっている」とか、
「疑問文や否定文なのに語順がおかしい」といったところです。
つまり、willとbe going toの「意味のニュアンス」を一生懸命考える前に、文法的に明らかにおかしい選択肢を消していけば答えが出ることが多いのです。
ですから、学校で新しい単元を勉強していて、
「willとbe going toの違いがよく分からない……」
「mustとhave toって、結局どう使い分けるの?」
「canとbe able toって何が違うの?」
と悩んでしまう人がいたとしても、あまり悲観する必要はありません。
学校の定期テストや単元テストであれば、その単元で扱った説明や例文を覚えておけばいいでしょう。
でも、大学入試という目的に限って言えば、その細かなニュアンスの違いを完璧に使い分けられるようになることは必ずしも最優先ではありません。
入試には入試の問題の作り方があります。
「学校でこう習ったから、ここまで完璧に理解しないと入試で点が取れないんだ」と考える必要はありません。
受験生にとって大切なのは、どこに力を入れて、どこはある程度割り切って覚えるかということだったりします。
先ほど例に挙げたような細かい違いは、そもそも日本語を母語とする人が感覚的に完全に使い分けるのは、なかなか難しいものです。
まずは入試で必要な文法をしっかり身につけます。
そのうえで、細かなニュアンスについては、「そういう違いがあるんだな」くらいに知っておけばいいでしょう。
受験勉強では、そういう割り切り方も一つの立派な勉強法だと思います。
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