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日本語力の問題?

4 days ago
5 min read

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

小学生から大学受験まで、少人数制の学習塾「清栄学舎」の午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



子どもたちの勉強を見ていると、「これって、そもそも日本語力の問題なんじゃないか」と思うことが結構あります。


数学でも、英語でも、理科でもそうです。

問題そのものはそれほど難しくない。

必要な知識も一応知っている。

それなのに、なぜか解けない。

よくよく見てみると、そもそも問題文の意味を正確に捉えられていなかったり、別の言い方に直すことができなかったりする。

最近、こういう場面がちょくちょく気になるようになりました。


例えば、「ライオンはシマウマを食べます。」という文章があったとします。

では、「シマウマ」を主語にして言い換えてみましょう。

「シマウマはライオンに食べられます。」となります。


まあ、簡単ですよね。

ところが、これができない子もいます。

そうなると、英語の受け身なんて当然できません。


日本語で「AがBに~される」という関係を理解できていないのに、英語になった途端に「be動詞+過去分詞」を覚えたところで、なかなかうまくいかないわけです。

日本語も英語もネイティブ並みに使える人なら別ですが、普通は日本語を土台にして英語を学びます。

日本語でできないことを、英語ならできるようになるというのは、なかなか難しいわけです。



数学の例


例えば、「Aのリボンは、Bのリボンより5cm長い。」という文章。

では、Bのリボンを主語にして言い換えてみましょう。

「Bのリボンは、Aのリボンより5cm短い。」となります。


この程度なら簡単です。

ところが、倍になると少し難しくなります。


「Aのリボンは、Bのリボンの2倍の長さです。」

では、Bのリボンを主語にすると?

「Bのリボンは、Aのリボンの2分の1(半分)の長さです。」となります。


このあたりになると、途端に怪しくなる子が出てきます。

これは単純な算数の計算の問題というより、まず文章の意味を反対側から捉え直すことができるかどうかの問題です。


ここができないまま方程式の文章題をやっても、

「何をxにすればいいのか分からない」

「この数字を足すのか引くのか分からない」

となりやすい。


そして、本人としては「数学が苦手」ということになる。

でも、もしかしたら数学以前のところでつまずいているのかもしれません。



「逆」に言い換えてみる


もう一つ。

「明日晴れなければ、野球の試合はできません。」という文章があったとします。

では、「明日晴れれば……」としたら、その後はどうなるでしょうか。

「野球の試合ができます。」ですね。


「晴れなければ、できない。」という否定の組み合わせを、

「晴れれば、できる。」と反対側から言い換える。

これも、文章の意味を正確に捉えていないと、意外と難しい。


他にも、「AさんはBさんより背が高い。」なら、「BさんはAさんより背が低い」。

「この箱はあの箱より重い。」なら、「あの箱はこの箱より軽い」。

「すべての生徒が参加した。」なら、「参加しなかった生徒はいない」といった具合です。


こういう言い換えが、普段から自然にできるかどうか。

これが小中学校の勉強をするうえではかなり重要なんじゃないかと思います。


でも、ちょっと考えてみると、学校の国語の授業でも「この文章を別の言い方にしてみましょう」という練習を延々とやることは、あまりありません。

なぜなら「それくらい普通にできるでしょう」という前提になっているからです。


学校の勉強というのは、基本的にその前提で進んでいきます。

問題文を読めば、その意味は分かる。

先生の説明を聞けば、その内容は理解できる。

「AはBより大きい」と書いてあれば、「BはAより小さい」と分かる。

こういうことができる前提で、その先の数学や英語や理科を教えていく。


ところが、子どもたちを見ていると、この前提の部分が十分に身についていない子が一定数いるように感じます。

そうなると、その上にいくら知識を積み重ねてもうまくいかないのです。


「数学ができない」「英語ができない」となったときに、もう一段階下まで掘ってみる。

「そもそも、この文章の意味はちゃんと分かっているのか?」

「別の言い方にできるのか?」

「自分の言葉で説明できるのか?」


ここを一度疑ってみることは大事なんじゃないかと思います。

これは今の子ども特有の問題なのかどうかはよくわかりませんが、読書量の減少だったり、スマホやSNSなどによって、長い文章に触れたり、人とじっくり話したりする機会が減っていることなど、いろいろな要因が関係している可能性もあります。



まずは、いろいろ言い換えてみる


では、どうやって鍛えるのか。

特別な教材を使わなくても、普段の会話の中でできることは結構あるんじゃないかと思っています。


「つまりどういうこと?」

「別の言い方をすると?」

「反対にするとどうなる?」

「それって、もっと簡単な言葉で言うと?」

と聞いてみる。


例えばテレビを見ていてもいいし、学校であったことを話しているときでもいい。

子どもが何かを説明したら、「それってつまり○○ってこと?」と聞いてみる。

逆に、大人の側がわざと少し難しい言い方をして、「これ、どういう意味か分かる?」と聞いてみてもいい。


そうやって、言葉と意味を行ったり来たりする。

そういう経験を少しずつ増やしていくことが、日本語を使う力につながっていくのかもしれません。


勉強というのは、教科ごとの知識だけで成り立っているわけではありません。

その大前提にある「言葉を理解する力」。

最近は、そこをもう少し意識して子どもたちを見ていこうかなと思っています。

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