平和について考える授業──カシミールの今と私の思い出
- seieigakusha25
- May 8
- 3 min read
小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
清栄学舎の午来(ごらい)です。
本日は塾とは関係のない話題をお届けします。
今後このブログでは、私自身のことを少しずつ知っていただけるよう、プライベートに関する話題も時折発信していこうと考えています。
さて、皆さんは国際ニュースに目を通すことがありますか?
最近、インドとパキスタンの関係が急速に悪化していることをご存じでしょうか。
もともとこの2カ国は、領土問題をはじめとする長年の対立関係にありましたが、現在はまさに「開戦寸前」とも言えるほど、深刻な状況に陥っています。

きっかけとなったのは、4月22日にインドのカシミール地方で発生した銃撃事件。
カシミール地方はインドとパキスタンの国境付近に位置し、長年にわたり帰属をめぐって対立している地域です。
現在この地域はインドが実効支配していますが、住民の多くがイスラム教徒であり、パキスタン側が自国への編入を主張しています。
これまでも小規模な軍事衝突は何度もありましたが、今回は民間人26人が犠牲となる大きな事件となり、インド国内では強い衝撃と怒りが広がっています。
インド政府はこれを「テロ行為」と断定し、パキスタン政府の関与を主張。
これに対し、パキスタン側は関与を否定しています。
インドは報復として、パキスタン領内の9か所に空爆を実施。
パキスタンもそれに応じてカシミール地方に対する砲撃を行い、地域の民間人の避難が相次ぐなど、事態は一層緊迫しています。
両国はそれぞれ約170発の核弾頭を保有しており、万が一にも軍事衝突が本格化すれば、核戦争へと発展するリスクすらあります。
国際社会も強い懸念を示し、自制を呼びかけていますが、現時点で有効な仲介の動きは見られていません。
〈参考〉
なぜ私がこの話題を取り上げたのかというと、私はこの3月までインドに在住していたからです。
インドには3年以上暮らしており、仕事の合間に国内各地を旅してきました。
実は、問題のカシミール地方にも足を運んだことがあります。
夏と冬の2回訪れましたが、奥深い山々に囲まれたその地は、自然の美しさと人々の温かさにあふれた、本当に素晴らしい場所でした。
現地の知人の家にホームステイさせていただいたり、雪山をトレッキングしたりと、今でも忘れられない思い出がたくさんあります。
そんな思い出の地が、今は戦火に包まれかねない状況にあることに、胸が痛みます。
この記事を読んでくださった皆さんも、遠い国の出来事と思わず、ぜひこの情勢に関心を寄せ、見守っていただけたら嬉しく思います。
最後に、カシミール地方の美しい風景をいくつか写真でご紹介します。
そこに住む人々の平穏な日常が一日でも早く戻ることを、心から願っています。











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