小学生のうちに確認しておきたい「単位量あたりの大きさ」
小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
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もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
今回は数学の「単位量あたりの大きさ」について書いてみたいと思います。
「単位量あたりの大きさ」という言葉は、小学5年生で登場します。
ウサギ小屋の混み具合を比べる、という導入で始まることが多いと思います。
塾で中学生を見ていると、この感覚が十分に身についていない生徒は決して少なくありません。
体感としては、半分くらいの生徒がこの単元でつまずいているのではないかと思うほどです。
単位量あたりの大きさの考え方は、小学5年生だけで終わるものではありません。
その後の割合、比例、反比例、比、速さなど、さまざまなところで顔を出します。
さらに数学だけではありません。
理科なら密度や運動、電気など、社会なら人口密度や地図の縮尺、グラフの読み取りなどにも、「1あたりどれくらいか」という考え方が関わってきます。
つまり、単位量あたりの大きさでつまずくということは、単に小学5年生の一つの単元が苦手という話ではありません。
その後の学習のあちこちで、間違いなく影響が出てきます。
また、この単元は小5でいきなり現れるわけではありません。
例えば、
「クッキーを3個買ったら180円でした。1個あたり何円ですか?」
という問題。
「180÷3=60」なので、1個60円です。
あるいは、
「1個100円のお菓子を5個買うと、いくらですか?」なら、
「100×5=500」で「500円」です。
こう書くとなんてことのない問題で、小2の九九から登場する考え方です。
ところが、この「1つあたりはいくら?」「1つあたりの量が分かっていて、いくつ分なら全部でいくら?」という考え方が、その後の算数・数学のかなり広い範囲につながっていきます。
このように、単位量あたりの大きさの考え方そのものは、決して難しいものではありません。
大切なのは、「割り算の単元だから割り算をする」「掛け算の単元だから掛け算をする」という覚え方をしないことです。
例えば、「3個で180円。1個だといくら?」と聞かれたときに、「今、割り算を勉強しているから180÷3」ではなく、「3個分の値段が分かっていて、それを1個分にしたいから3で割る」というところまで理解できているか。
逆に、「1個100円のものを5個買ったら?」なら、「1個分の値段が分かっていて、それが5個あるから5倍する」と考えられるか。
ここが重要です。
これは小学5年生になってから急に身につけるものでもありません。
掛け算や割り算を学習する小学2~3年生くらいの段階から、少しずつ育てていくことができます。
ご家庭でも、それほど難しいことをする必要はありません。
計算ドリルをやらせるだけではなく、ときどき「これ、どうして割り算なの?」「どうして掛け算になるの?」と聞いてみてください。
そして、答えだけではなく、その理由を自分の言葉で説明できるかを見てみてください。
計算そのものはできていても、文章の意味を考えずに「これは割り算」「これは掛け算」と処理しているだけなら、少し注意が必要です。
小学生のうちは、こうしたつまずきを比較的ゆっくり修正することができます。
ところが、中学生になってから「割合が分からない」「速さが分からない」「比例が分からない」となったとき、その原因を遡っていくと、もっと前の段階にあることがあります。
その状態になってから塾で一からやり直すとなると、どうしても時間がかかります。
中学生になると、今の学年の数学も進めなければなりません。英語も国語も理科も社会もあります。
だからこそ、小学生のうちに確認できることは、小学生のうちに確認しておく。
これはかなり大切なことだと思います。
「単位量あたりの大きさ」という言葉自体は、小学5年生で初めて登場します。
でも、その土台になる「1つ分を考える」「何倍分かを考える」「なぜ掛けるのか、なぜ割るのか」という感覚は、もっと小さい頃から育てることができます。
小学生のお子さんがいるご家庭では、ぜひ一度、普段の計算問題や文章問題を解いている様子を少し注意して見てみてください。
計算が合っているかだけではなく、「どうしてその計算をしたのか」。
ここを見てあげるだけでも、将来のつまずきを早めに発見できるかもしれません。
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