スパイスが動かした世界の歴史
- Nov 30, 2025
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小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
先日、歴史の勉強方法に関連して、大航海時代について少しふれました。
「イスラム商人を介さずに、香辛料(スパイス)を直接購入したい!」
このヨーロッパ人の強い願いが、新航路の開拓へと人々を駆り立て、やがて新大陸の「発見」や、アジア地域でのキリスト教の布教、さらには植民地支配の拡大へとつながっていきました。

ところで、私はインドネシアとインドにそれぞれ3年ずつ住んだ経験があります。
どちらも、世界屈指のスパイス大国です。
旅行中にはスパイス農園の見学にも訪れたので、そのときの様子をいくつか紹介します!
【インド編】マディケリ(カルナータカ州)
マディケリは西ガーツ山脈の高原地帯にあるリゾート地。
気温は比較的冷涼で、コーヒー栽培がとても盛んな地域です 。
私はコーヒー農園を見学しましたが、その敷地内にはカルダモンやブラックペッパーなども一緒に植えられていました。



さらに、町のスパイス店に行くと、店先にはシナモンやカルダモンの大袋が、まるでお米や小麦粉を扱うようなスケールで売られていて、見ているだけでワクワクしました。

【インドネシア編】テルナテ島(北マルク諸島)
テルナテ島は、クローブ(丁子)の産地として有名な島。
クローブは生産地が限られていた貴重な香辛料で、この島はオランダによるインドネシア植民地支配が始まった場所でもあります。
今では穏やかで静かな島ですが、大航海時代のころは、世界中の商人や国家がスパイスを求めて争った歴史の中心にありました。
私は島内の山中にも行きましたが、そこにはクローブのつぼみがなる木が無数に生い茂り、住民の家の前ではクローブが天日干しされている光景を目にすることができました。



木から落ちたばかりで、まだ乾燥させていない生のクローブを一粒かじってみる経験もしました。
舌を刺すようなピリッとした辛みのあとに、歯みがき粉のようなスーッとした爽快感という不思議な味覚でした。
「ヨーロッパの人たちが命がけで求めた理由が、少しだけわかった気がする…」と、歴史のロマンを肌で感じました。
大航海時代のスタート地点にはスパイスをめぐる経済的な願望があり、そこから世界の交流・争い・文化の変化が一気に広がっていきました。
そして今、私たちは世界中の料理や香りを通して、当たり前のようにスパイスを楽しんでいます。
歴史の用語を覚えるだけでなく、
「なぜ人々は動いたのか?」
「その結果、世界はどう変わったのか?」
この視点を持つと、暗記もただの作業から物語の理解へと変わります。
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