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お正月は世界共通じゃない?

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

小中学生対象の学習塾、清栄学舎午来(ごらい)です。


小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!



日本では、大晦日から元日にかけてが一年の大きな節目とされ、1月1日は特別な日として強く意識されています。

「三が日」はお休みとなるのが通例で、「新しい一年が始まった」という気持ちになりますよね。


ただ、この「1月1日が一年でいちばん大切」という考え方は、世界共通ではありません。


今日は、私が実際に住んだことのある地域を例に、「一年の区切り」の捉え方がどれだけ多様か、少し紹介してみたいと思います。



沖縄のとある離島


まず、日本の中の話から。


私は以前、沖縄県のとある離島に住んでいました。

そこでは本州ほど1月1日を大々的に祝う雰囲気はなく、代わりに「旧正月」が一年の大きな節目として大切にされていました。


沖縄には、かつて琉球王国という独立した国があり、中国との交流が深かった歴史があります。

その影響もあり、今でも地域によっては旧正月を重視する文化が残っています。



インドネシア


次に、インドネシアです。


イスラム教徒が多いインドネシアでは、一年の最大の節目は1月1日ではなく、断食月(ラマダン)と、その終わりのレバランです。

断食月は1か月ほどあり、その期間中、日中の飲食は禁じられています。

妊婦や子ども、老人、体調が悪い人、ほかの宗教を信じる人などは必ずしもそれに従う必要はありませんが、日中に飲食する場合、断食をしている人への気遣いが重要です。


レバランの時期になると、多くの人が故郷に帰り、家族や親戚と過ごします。

日本のお正月に少し似た雰囲気がありますが、イスラム暦のため、時期は毎年ずれていきます。



バリ島


同じインドネシアでも、バリ島は少し特殊です。

バリ島ではイスラム教ではなく、「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれる独自のヒンドゥー教が信仰されています。


そのバリ・ヒンドゥーでとても重要なのが、「ニュピ(Nyepi)」という日です。

ニュピの日は、生産活動を一切行わず、火も使わず、外出もしません。

島全体が静寂に包まれ、夜は明かりも灯されません。

この日はなんと、空港も閉鎖され、飛行機も飛ばないのです。

日本人にとっても観光地として有名なバリ島ですが、意外とこの日のことは知られていません。



インド


インドは地域によって文化が大きく異なります。

私が住んでいたインド南部のタミルナドゥ州では、「ポンガル」という収穫祭が一年の大きな節目でした。


ポンガルは料理の名前でもあり、土の甕でお米を煮て、あふれさせるほど作ることで「豊かさ」を表します。


この時期には、牛に感謝したり、古い物を燃やして一年を締めくくったりもします。

街中が煙でいっぱいになることもあり、視界不良で飛行機が飛ばないこともありました。


インドのお祭りで、日本でも比較的有名なのが「ホーリー」だと思います。

ホーリーは、色水や色のついた粉をかけ合うお祭りで、主に北インドを中心に盛大に行われています。

時期は2〜3月ごろで、春の訪れを祝う祭りとされています。


ただ、私が住んでいたインド南部のタミルナドゥ州では、ホーリーはほとんど行われていませんでした。

一部のお祭り好きな人が個人的に楽しむ程度で、地域全体で祝う行事という感じではなかったですね。


これはあくまで私の考えですが、南インドは一年を通して温暖で、いわゆる「冬」や「春」という季節の変化があまりありません。

一方、北インドは冬になるとかなり寒くなり、季節の移り変わりがはっきりしています。

だからこそ、「春の訪れ」を祝うホーリーが、北インドで特に大切にされているのではないか、と感じました。



こうして見てみると、「いつが一年の始まりか」「何を大切な区切りとするか」は、文化や歴史、気候によって本当にさまざまです。


1月1日が特別な日であるように感じるのも、日本という文化の中で育ったからこその感覚なのかもしれません。

こうした違いに気づき、「当たり前」を疑ってみること。

新しい一年の始まりに、世界の広さや多様さにも、少しだけ目を向けてみてください。

それもまた、大切な学びの一つです。

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