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【日常の謎】一筆書きでチラシを配れないか?

小田原市蓮正寺の皆さん、こんにちは!

満を持して5/26(月)に開校する清栄学舎午来(ごらい)です。


現在、小田原市蓮正寺エリアに新しく開校する当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!

もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!


教室設備の最終確認のため、ここ数日はポスティングをお休みしています。


そんな今日のブログ記事は、ポスティング中に悩んだ「日常の謎」シリーズ。

ポスティングの最中、住宅街を歩きながら、こんなことに頭を悩ませていました。


「……あれ、ここの家、もう配ったっけ?」

配ったっけ?
配ったっけ?

似たような家が立ち並び、くねくねと曲がる道に迷い込み、気づけばさっき通った気がする路地に戻ってしまっている……。

配ったはずのエリアに再び戻ってきてしまうのです。

そんなとき、ふと思ったのです。


「これは、一筆書きで配れないだろうか?」

一筆書きとは、「ある図形を、ある一点から書き出して、途中で線を切らず、また同じ線を二度以上通らずに書きあげる」こと。

これを街に応用すれば、「同じ道を二度通らずに、すべての家に一回ずつチラシを配る」ことができるのでは?


この一見シンプルな問いは、実は数学の世界でも古くから研究されてきました。

有名なのが「ケーニヒスベルクの橋の問題」です。

18世紀、ドイツのケーニヒスベルク(現在のロシア・カリーニングラード)には7つの橋がありました。




このプレーゲル川に架かっている7つの橋を2度通らずに、全て渡って、元の所に帰ってくることができるか。ただし、どこから出発してもよい」という問いに対して、天才数学者オイラーが答えを出したのです。


「できません。」


「無理です‼︎」
「無理です‼︎」

オイラーはこの問題を、点と線で構成される「グラフ理論」という新しい数学の分野で解析しました。

その結果、「奇数本の道が接続する交差点が2つより多ければ、一筆書きはできない」というルールが導かれたのです。


↓ YouTubeにわかりやすい解説動画がアップされています。




現実の街は、数学の世界のように整ってはいません。

私の塾の周辺も、袋小路や私道、カーブの多い道が複雑に入り組んでいて、どこが「奇数の交差点」なのか一目ではわかりません。


とはいえ、考え方は応用できるはず。

チラシ配りのルートを地図上で点と線に置き換え、一筆書きのようなルートを作れないか、今まさに試行錯誤中です。


効率よく、しかも楽しく。

日常の何気ない出来事も、ちょっとした視点で謎となり、「学び」に変わります。


勉強って、机の上だけのものじゃないのです。

清栄学舎では、そんな学びの面白さを伝えていけたらと思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

蓮正寺の皆さん、清栄学舎をどうぞよろしくお願いいたします!

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