to不定詞と動名詞、どっちを使う?
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今日は、英語の文法の話です。
例えば、「私はピアノを弾くのを楽しみました。」という文を英語にしてみましょう。
まず「私は楽しみました」は、「I enjoyed ~.」となります。
楽しんだ中身は「ピアノを弾くこと」ですから、あとに「play the piano」を付け加えます。
ところが、ここで一つ問題があります。
英語では、基本的に一般動詞と一般動詞をそのまま続けて置くことはできません。
つまり、
I enjoyed play the piano.
とはできないわけです。
ではどうするかというと、二つ目の動詞を、
① to+動詞の原形
② 動詞+ing (動名詞)
この二つのどちらかにします。
今回のような場合なら、
I enjoyed playing the piano.
となります。
ただし、
I enjoyed to play the piano.
とすることはできません。
ここが今回のポイントです。
後ろの動詞を ① to不定詞にするのか、② 動名詞(ing)にするのかは、前に来る動詞によって決まります。
言い換えると、「この動詞は、後ろにto不定詞を置くタイプなのか、それともingを置くタイプなのか」ということです。
上の例の場合、enjoy は後ろに動名詞を取る動だということです。
一方、後ろにto不定詞を取る動詞もあります。
例えば want です。
「私は英語を勉強したい。」なら、
I want to study English.
となります。
I want studying English.とはしません。
このように、前に来る動詞によって後ろの形が決まるわけです。
これに関しては、ルールとして覚えるしかないところではあります。
ただし、ここで一つ注意があります。
実は、to不定詞も動名詞も、どちらも取ることができる動詞があるのです。
しかもその場合、to不定詞を使うかingを使うかによって、意味が変わることがあります。
中学生のうちから覚えておきたい代表例が、
remember / forget / stop
です。
rememberの場合
rememberには「覚えている」「覚えておく」といった意味があります。
例えば、
I remember sending him a message.
という文。
これは、
「私は彼にメッセージを送ったことを覚えている。」
という意味です。
ここでは、もうメッセージを送ったんですね。
「送る」という行為はすでに終わっています。
一方、
I remember to send him a message.は、
「私は彼にメッセージを送ることを覚えている。」
となります。
つまり、「忘れずにこれからメッセージを送る」ということです。
ざっくりイメージすると、
remember+ing → すでにしたことを覚えている
remember+to → これからすることを覚えている
という違いです。
forgetの場合
forgetは「忘れる」という意味です。
I forgot sending him a message.
「私は彼にメッセージを送ったことを忘れてしまった。」
I forgot to send him a message.
「私は彼にメッセージを送るのを忘れてしまった。」
つまり、
forget+ing → したことを忘れる
forget+to → これからするはずだったことを忘れる
となります。
stopの場合
そして、もう一つ覚えておきたいのが stop です。
I stopped drinking water.
「私は水を飲むのをやめた。」
それまで水を飲んでいたけれど、その行為をやめたわけです。
I stopped to drink water.
「私は水を飲むために立ち止まった。」
つまり、
stop+ing → ~するのをやめる
stop+to → ~するために立ち止まる
です。
ingはすでに行っている・行った行為
to不定詞はこれからする行為
とイメージしておくとよいです。
英語の文法には、「なぜそうなるのか」を理屈で理解できるものもあれば、最終的には覚えるしかないものもあります。
「これはルールとして覚える」「これは意味の違いをイメージする」。
このあたりを使い分けることも、英語を身につけるうえでは大切なのだと思います。
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