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古文の敬語は「誰から誰へ」を考える

Aug 20
3 min read

小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!

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古文の学習で苦戦しやすいポイントの一つが「敬語」です。

古文の敬語は、現代語と同じように大きく3つに分けられます。

尊敬語・謙譲語・丁寧語です。



丁寧語


まず、一番分かりやすいのが丁寧語。

丁寧語は、文章の書き手や話し手から、読み手や聞き手に対して向けられる丁寧さです。

現代語でいえば「です・ます」に当たるものですね。

「誰か偉い人を敬っている」というより、文章そのものを丁寧にしていると考えればよいでしょう。



尊敬語と謙譲語


では、尊敬語と謙譲語はどう違うのか。

ここは「敬意の方向」を考えると分かりやすくなります。


例えば現代語で、

「AさんがBさんに言う」

という文章を考えてみます。


これが、

「AさんがBさんにおっしゃる」

となったら、「おっしゃる」は尊敬語です。


尊敬語は、動作をする人(主体)に対して敬意を表す表現です。

つまり、この場合に敬意を向けられているのは「言う」という動作をしているAさんです。


一方、

「AさんがBさんに申し上げる」

となった場合、「申し上げる」は謙譲語です。


謙譲語は、動作を受ける相手(客体)に対して敬意を表す表現です。

この場合、敬意の対象は「誰に言ったのか」というBさんになります。


つまり、

  • 尊敬語 → 動作の主体に敬意

  • 謙譲語 → 動作の客体に敬意

  • 丁寧語 → 読み手・聞き手に対して丁寧にする

と考えると整理しやすいでしょう。



古文における敬語


ここで大切なのは、古文の読解において、この「敬意の方向」がかなり重要な手がかりになるということです。


古文では、現代語以上に主語が省略されることが多いです。

「誰がこの動作をしたの?」ということが、文章だけを読んでいると分かりにくいことがあります。

そこで敬語の出番です。


例えば尊敬語が使われていれば、「この動作をしているのは、敬意を向けられるような人物なんだな」ということが分かります。

逆に謙譲語が使われていれば、「誰かが、敬意を向けるべき相手に対してこの動作をしているんだな」と考えることができます。


つまり、敬語は単に「この単語は尊敬語、この単語は謙譲語」と暗記するためだけのものではありません。

誰が、誰に、何をしているのか。

これを読み取るための重要な手がかりになるのです。


古文では主語が省略されることが多いからこそ、敬語表現が登場したときには、「誰が誰に対して敬意を向けているのか」を考えてみる。

敬語を見つけたら、ただ「尊敬語だ」「謙譲語だ」と分類して終わりにするのではなく、その敬意の方向をたどってみる。

これができるようになると、古文の文章の人間関係や動作の主体がかなり見えやすくなります。


古文の敬語は、覚えることが多くて面倒に感じるかもしれませんが、文章を読み解くための「ヒント」を与えてくれるものでもあります。

古文を読むときには、ぜひ「誰が、誰に」を意識して、敬語の敬意の方向を捉えてみてください。

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