『帰ってきたヒトラー』
- Feb 4
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小田原市蓮正寺にお住まいの皆さん、こんにちは!
小中学生対象の学習塾、清栄学舎の午来(ごらい)です。
小田原市蓮正寺エリアにある当塾では、白山中学校・泉中学校・東富水小学校・富水小学校に通うお子さんを中心に、生徒を大募集しています!
もちろん、それ以外の学校にお通いの方も大歓迎!
現在、YouTubeのギャガ公式チャンネルで、映画『帰ってきたヒトラー』が期間限定で無料公開されています。
公開は2月12日(木)までとのことなので、興味のある方は早めにチェックしてみてください。
▼吹き替え版
▼字幕版
ヒトラーは「選ばれた存在」だった
ヒトラーといえば、中学・高校の歴史で学ぶ通り、ナチス・ドイツの指導者として、数多くの虐殺を主導した人物です。
その行為が決して許されないものであることは、言うまでもありません。
ただし、ヒトラーはクーデターで権力を奪った独裁者ではありません。
ナチス党は選挙で支持を広げ、ヒトラー自身も当時の民主的な憲法体制(ワイマール憲法)のもとで、合法的に首相職に就任しています。
つまり、民主主義や選挙、国民の支持の延長線上にヒトラー政権は誕生した、という事実があります。
「帰ってきたヒトラー」という設定の怖さ
この映画はフィクションで、ヒトラーが現代ドイツに突然現れる、という設定です。
現代に現れたヒトラーは、街で演説をし、人々と会話をします。
最初は冗談のように扱われていた彼の言葉に、次第に人々が熱狂していく様子が描かれます。
この映画の非常に特徴的な点は、一般市民として登場する人たちの多くが、台本ではなく本人の言葉で話しているというところです。
つまり、「特別な思想を持った人」ではなく、どこにでもいる普通の人たちの反応が、そのまま映し出されています。
言っていることは「正しい」
映画の中のヒトラーは、こうしたことを語ります。
・国民の生活が第一だ
・国民が幸せでなければ意味がない
・自分はそのために導く存在だ
これ、言葉だけ聞けば、「おかしなこと」はほとんど言っていません。
誰だって幸せになりたいし、生活が良くなるなら反対しづらい。
だからこそ、人は惹きつけられてしまう。
そしてその結果、歴史上、取り返しのつかない悲劇が起こったわけです。
民主主義は「誰か任せ」にすると壊れる
この映画が強く問いかけてくるのは、大きな悲劇は、国民一人ひとりの小さな選択の積み重ねから生まれるということ。
そして、その悲劇は何度でも繰り返されうるということだと思います。
民主主義国家では、主権は国民にあります。
議員も、首相も、あくまで「国民の代表」にすぎません。
つまり、選んだ我々の責任は、完全にゼロにはできない。
これは、今の日本でも決して他人事ではありません。
高校生以上には、ぜひ見てほしい映画
この映画は小中学生には少し難しいと思います。
ただ、高校生や大学生には、ぜひ一度見てほしい作品です。
奇しくも(というか完全に狙ったのだと思いますが)、ちょうど選挙期間中に無料公開されています。
ぜひ選挙権の有するすべての人に鑑賞してほしいと思います。
勉強は、教科書の中だけにあるものではありません。
こうした作品から考える力を養うことも、立派な学びだと私は思います。
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